雪舟

スタート  (20分)
1956年 イーストマンカラー
企画:東京シネマ  監修:東京国立博物館

 

作品解説
室町時代に日中両国で活躍した水墨画家、雪舟(1420-1506)没後450年にあたって雪舟の画風と作品を紹介した。この作品が製作された経緯は定かではないが、この年の前後に、左翼系の世界平和評議会が世界平和に貢献した人物の一人に雪舟を選んだことと無縁ではないようだ。他の東京シネマ作品と異なり自主制作作品、製作者が複数であり、当時活躍していた多くの左派系映画人が名を連ねている。

カメラは劇映画の名撮影技師、宮島義勇が担当している。これは半分想像であるが、共産圏諸国の雪舟顕彰に刺激を受けた記録映画畑の左派映画人たちの自主制作運動がとん挫し、仕上げを東京シネマが引き受けさせられたものではないのか?岡田桑三は、その出来ばえに不満で、作品に対しては、冷たいものがあった。1998年に川崎市市民ミュージアムにプリントを購入していただいたのを機にビデオ化が実現した。その35ミリ原版が可燃性フィルムであったことには驚かされた。

 
 

製作スタッフ
岩崎 昶
加納 竜一
谷口 豊一
岡田 桑三
坂斉 小一郎
米山 彊


 

撮影:宮島 義勇
解説:丸山 章治
撮影補助:藤井 良孝
     土屋祥吾
照明:織間 五郎
   高橋一三
脚本 演出:吉田正作
音楽:箕作秋吉
演出補助:間宮則夫

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