科学映像館寄付金

「Tooth for Movie Archives(TFMA)」プロジェクトの中間報告

NPO法人科学映像館を支える会の2016年の活動

この年は熊本地方の大地震と岩手県および北海道を中心とした大水害と想定外の大災害に見舞われました。被害を受けられた方には心からお見舞い申し上げます。

さてNPO法人科学映像館は4月から創設10年目を迎え、皆様のご援助によって活動の幅を広げ、社会的な評価も高まってきています。これまで当館の運営は個人のご寄付や企業の協賛、各種助成金で事業を継続してきました。個人の方を対象とするご寄付は引き続きお願いしていますが、限度があります。しかも作年度をもって国立国会図書館の納品作業、ならびに当法人の成熟に伴う助成金の打ち切りなどもあり、当法人の維持運営が厳しくなってきております。従いまして今後の当館の活動には皆様のご支援が益々大きなウエイトを占めて参ります。どうか今後も相変わらぬご支援、ご協力をお願します。

この期間の活動状況をと会計報告は以下の通りであります。ご高覧下さい。

活動報告

1.配信映画と利用状況

1-1 配信映画数と内容

本年配信した映画は53作品(予定を含む)であります。その主な作品は
(1)「アメリカ占領下の日本」4編
(2)折茂肇監修 シネサイエンス製作、骨の科学映画4作品
(3)「生きものは動く-微小管の機能-(フルHD)」2作品
(4)外務省企画、古賀プロダクション製作「子供の四季」など7作品
(5)黒田プロダクション製作「ザ・サカナマン-一漁師キャメラマンの現状報告-」など7作品
(6)京都在住中山冨美子氏製作8mm映画7作品、これらの作品は中山氏のご家族が立命館大学寄贈した560作品中の7作品で、今後も予算の許す限り順次デジタル化、配信予定
(7)ウェル ドレッサーをつくる 製作:日本洋服技術者協会実行委員会 撮影:東京シネマ つくる人:関根秀吉 着る人:藤原義江 

1-2 再生回数と活用状況

本年度は197万回再生(昨年度の1.2倍、内YouTubeの当館チャンネルは164万回)再生され、創設以来の総延べ再生回数は900万回を超えていると思います。また配信映画は高評価が978件、低評価が14件でした。チャネル登録者が9,000人です。その中にはNASA宇宙センター、マイクロソフト等も。

ちなみに本年トップ10作品と再生回数は以下の通りです。

東日本大震災巨大津波」宮古市市役所職員2011年撮影 214,267
68の車輪」東京シネマ1965年製作 78,603
美しい国土-その生いたち- 54,778
日本誕生 -民族の歴史-」日映科学映画製作所製作 52,261
蒼い記憶 ―満蒙開拓と少年たち―」山岸豊吉製作委員会製作 48,835
伝承の技と心 越前打刃物」越前打刃物協同組合製作 35,184
沖縄730 道の記録」シネマ沖縄1977年製作 33,168
つばめを動かす人たち」日映科学映画製作所1954年製作 32,635
雪にいどむ」日映科学映画製作所1961年製作 19,217
原子力発電の夜明け」東京シネマ1966年製作 13,989

TVの2次使用:「テレビ朝日夕方のニュース」など10回
2016、2017年中学および高校電子教科書で3作品
大学高専用教科書の使用
   

1-3 使用者層について

(1)性別と年齢
男性が87%、女性が13%

年齢 -13歳 13-17 18-24 25-34 35-44 45-54 55-64 65歳-
女性 7.3% 3.9% 8.9% 24% 21% 25% 9.6% 7.5%
男性 9.3% 1.4% 5.3% 13% 28% 31% 13% 8.7%

(2)端末
PC:48% 携帯:29% タブレット:16% TV:5.6%

補足
今年も著作権処理には手こずりました。書物や音楽の様に著作権が整備されておらず、また著作権者自身、各自が勝手に解釈していらっしゃる場合もあり、これが映画の保管や公表の邪魔になっていることも多い。ひいては当館の活動にも影響があります。映画を守るべき著作権も時により映画を死蔵化に追いやる一因に。

2.国立国会図書館デジタルコレクション事業
http://dl.ndl.go.jp/

この作業は元館長長尾真氏のご英断で2011年に始まり、著作権処理問題および納品に関する事務処理で2013年3月に第1回の納品を行いました。今年3月までに延9回、313作品を納品しました。納品作品は国立国会図書館4施設での館内閲覧とデータベース検索が可能になり、またこれらの映画は館外からも閲覧出来ると画期的なものになりました。その間、図書館長に4回、文化庁次長と文化部長に3回お会いする機会もありました。

3.第13回「情報プロフェッショナル」シンポジウムで発表
当シンポジウムは12月1、2日に科学振興機構東京本部別館で開催。主催は国立研究解発法人科学振興機構と一般社団法人情報科学技術協会、後援は国立国会図書館等9学会又は協会。

アーカイブセクション
a.「アナログ映像遺産の保存と活用―デジタル・アーカイブ「科学映像館」の成果」 久米川 正好
b.「デジタルアーカイブの継続性と必要性について」 東京芸術大学嘉村 哲郎
c. 「日本空襲の記憶と記録」 元NHK宮本 聖二

4.4Kデジタル化の検討
4Kデジタル復元も可能な時代となり、東京光音の発表会に参加、その内容を拝見させて頂きました。8mmから35mmまのフィルムのスキャンニングが可能であり、8mmフィルムにも想定外の情報が保存されているにはびっくり。4Kで復元した結果、映像の臨場感と立体感が。貴重なアナログ素材の保管には不可欠と考えらえますが、現状で2次使用の場面がなく、特に当館での使用できる可能性はないようです。そして現状では、SDサイズのデジタル化の約16倍と値段であり、35ネガ30分では約120万円とのことであり、当分は・・・。

5.広報活動
・配信映画作品集と「情報プロフェッショナル」シンポジウム予行集より冊子を作成し、関係者への配布
・当館ブログ、理事長Facebookと当館FacebookなどのSNSにより科学映像館活動を周知
・日本経済新聞大阪本社論説委員の取材を受け、来年一月に「鋭角広角」欄で掲載される予定

ご協力頂いた歯科医院様、個人様(2016年6月まで)

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高橋歯科医院
こばやし歯科医院
佳里歯科医院
吉武歯科医院
上田歯科医院

山本歯科医院
ヒガシノ歯科クリニック
東松山グリーン歯科
溝口幸二
久米川絢子
栗橋歯科医院
伊勢崎福島病院歯科
医療法人正生会佐藤歯科医院

愛媛県松山市
茨城県つくば市
千葉県山武市
埼玉県さいたま市
大阪府豊中市
香川県中多度津郡
大阪府東大阪市
埼玉県東松山市
長野県下諏訪郡
埼玉県川越市
大阪府大東市
群馬県伊勢崎市
福島県南会津郡
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医療法人社団ふじひら歯科医院
加藤歯科医院
M.I歯科医院
飯島歯科医院
木村歯科医院
ヒガシノ歯科クリニック
横田歯科医院
長谷川歯科医院
ちか歯科クリニック
狩山歯科医院
高橋歯科クリニック
山川歯科医院
入江歯科医院
うやま歯科
星野歯科医院
清村歯科医院
さくら歯科
田口歯科医院
高橋歯科医院
ほそや歯科クリニック
矢島歯科医院
山口歯科医院
花井デンタルクリニック
山本歯科医院
のむら歯科医院
池田歯科医院
布田歯科医院
杉山歯科医院
(医)湖崎歯科クリニック
中村歯科医院
兼松歯科医院
佳里歯科医院
國田歯科医院
大澤歯科医院
くすのき子供歯科
こばやし歯科医院
田岡歯科医院
ふみづき歯科クリニック
膝小つのい歯科医院
兵庫県加古川市
埼玉県所沢市
埼玉県上尾市
群馬県伊勢崎市
兵庫県神戸市
大阪府東大阪市
兵庫県姫路市
北海道札幌市
鳥取県倉吉市
奈良県奈良市
群馬県渋川市
群馬県藤岡市
熊本県上益城郡
徳島県徳島市
東京都多摩市
群馬県前橋市
群馬県北群馬郡
群馬県前橋市
群馬県高崎市
埼玉県北埼玉郡
栃木県古川市
栃木県宇都宮市
東京都武蔵野市
香川県中多度津郡
高知県高知市
滋賀県彦根市
東京都あきる野市
徳島県川島市
香川県高松市
熊本県菊池市
徳島県徳島市
千葉県山武市
千葉県柏市
埼玉県戸田市
熊本県熊本市
茨城県つくば市
徳島県池田市
埼玉県鶴ヶ島市
埼玉県さいたま市

※敬称略、複数回ご寄付の方あり
2016年7月に年度別の番号に変更

撤去冠寄付に関する経緯

2016年で科学映像館開設10年目を迎える。最近は作品の提供、教科書での採用やTV番組での二次使用(最近2か月で4回)等で社会的な評価も高くなる。一方、当館の運営にはアナログ素材のデジタル復元等を始め、相当な経費が必要である。しかし当館も成熟期を迎えたせいか、過去2年助成金の不採択、しかも本年度で国立国会図書館納品事業の完了等もあり、本年当初から今後の運営について種々検討するも名案なく影像のサーバーのみを残して店じまいも検討してきた。そんな折、撤去冠の情報がもたらされる。数年前NHK「おはよう日本」で撤去冠の話題が取り上げられていたにもかかわらず、全く気づかなかったとは情けない。そこで撤去冠の寄付について本格的に取り組んできた。その準備状況をまとめると、

1.9月半ば卒業生のT先生から科学映像館の運営費として撤去冠寄付の情報。早速T先生に会い、撤去冠とは等について伺う。運営資金源としての可能性ありと判断。

2.2、3の歯科関係者の情報も参考の上、本格的な準備に着手。まず撤去冠回収大手企業アサヒプリテックの金属部次長にお会いし、その仕組み等を伺い、協力を依頼。

3.早速、交流のあった歯科医師に電話で撤去冠寄付の依頼を行い、約100名から内諾を得て10月中順、書面により正式に依頼する。

4.今月に入り未承諾者に2回目の依頼状を発送。今回は協力歯科医院に感謝の意味を込めて感謝状の贈呈と科学映像館サイトに歯科医院の紹介することを依頼状に盛り込む。

5.さらに各地域の関係者数名に歯科医院様のご紹介をお願いする。了承を頂いた際、別ページに掲載させて頂いている。

ご寄付頂いた歯科医院様に上記の感謝状を贈らせて頂きます。
皆様のご協力を切にお願い致します。

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