科学映像館とは

映像提供のお願い

フィルム伸ばし前の状況
貴重な記録映画は、映画館で劇映画とともに上映されたり、学校の巡回映画の教材として使用されて来ました。しかし時代の経過とともに、これらの映画は使用する機会も本当に少なくなり、その使命を果たすことなく、死蔵化している作品も少なくありません。

私たちはこれまで多くの映画製作関係者のご賛同を得まして、多数の貴重な映画をデジタル化、無料で配信してきました。しかしそれは極一部にしか過ぎません。ここであらためてお願いであります。貴重な映画をデジタル化・保管し、共有化しようとの私たちの活動にご賛同いただきたいと願うものであります。

また貴重な映画は製作会社の作品ばかりではありません。皆様の先代いや先々代が9.5mm(1922年に発売された個人映画向けのムービーフィルムの規格であり、フランスのパテ社が開発。昭和10年代まで使用されていた)や16mmフィルムによって撮影された第二次大戦前後のフィルムは、その時代、時代を写し撮った貴重な証言者です。皆様にとっても私たちにとっても掛け買いないものであります。しかし日の目を見ることなく蔵の片隅で眠っているかもしれません。

昭和初期 9.5mm映画より
昭和8年三陸沖津波の3ヶ月後に開業した陸前高田駅に最初の列車が。しかし今回の大震災によりこの駅は跡形もなくなり、また大船渡線復旧の目処も立っていない。この映像は当時を写し取った貴重な資料です。
(昭和初期 9.5mm映画より)

劣化フィルム
超劣化し、退色して酸っぱい匂いを放ち、カビに汚れた8mmフィルムを見たことはありますか?このようなフィルムも、マイスターの手にかかれば蘇るのです。貴重な作品の情報を私たちにお知らせいただき、皆様と一緒にこれらの映像を守り、生かそうではありませんか。配信許可をいただける作品の修復費用は私たちが用意いたします。

昔の水沢映画より
大正末期水沢町では自動車が既に使用される。この映画の製作者も自動車を用いて撮影。大いに栄えた町のようである。
(昔の水沢映画より)

趣旨にご賛同いただけた上で映像提供が可能な場合は、下記の電話、FAX、またはメールまでご連絡下さい。法人科学映像館のコンテンツの充実、発展には、皆様のご支援が大きな力となります。 ぜひ一緒に、この科学映像館を一層発展させていきましょう。NPO法人科学映像館の活動に対する、皆様からの暖かいお力添えをお願い申し上げます。

電話/FAX 049-231-2563
メール:kumegawa@kagakueizo.org

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