投網を次世代のために遺す

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作品概要

制作・企画:荒川流域ネットワーク
2007年 カラー 16分32秒

荒川流域ネットワークは、2006年から入間川水系で天然アユの復活に向けて活動を開始した。この取り組みの一環として、内水面漁法の一つである投網技術をマスターするための講習会を、日高市巾着田上流の高麗川で開催した。

この講習会には、指導者として埼玉西部漁協の組合員である関根文明さんと淡水魚類専門家の君塚芳輝さんを招いた。参加者には、君塚芳輝さんと江戸川区で活動する投網打ちの3人娘や、投網が大好きな少年も含まれていた。特に、高校1年生の野内祐里亜さんは、投網を打つ少女としてアウトドアの雑誌に取り上げられた経験がある。

講師は丁寧に打ち方を説明したが、受講者は荒川流域ネットワークの理事など年配者が多く、網を広げて打つことに苦労していた。それでも、若い参加者は1日で打ち方をマスターしたようだった。

漁業権の問題などから、こうした講習会はなかなか開催できない状況があるが、内水面漁業を復活させるためには、より簡単に開催できる制度が必要であると思われる。
(非営利活動法人 荒川流域ネットワーク代表理事 鈴木勝行)



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