昭和初期 9.5ミリ映画 芽ぐむ頃の村人

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農業・漁業・暮らしその他

受賞歴

全日本パテーシネ協会入選作品(昭和8~15年、9.5mm映画)

作品概要

モノクロ 25分 東北文化財映像研究所紹介作品

前回の昔の水沢映画と同様、東北文化財映画研究所・阿部氏から紹介された、東北地方の生活を描いた懐かしい映画。
筆者が生まれる以前の作品。

農民自身によって農業用水路が建設される様子や、隣近所の人々が助けあってかやぶき屋根をとたん屋根にする風景、家族団らんの模様が映し出される。ここには後期高齢者の問題は見当たらない。

高田駅の開通、橋の完成を祝う模様。神社のお祭りに最後は駅伝と。なんともいえない、人々の幸そうな顔、顔。

金がなくても幸せいっぱい。金があり(ごく一部か)全てが進歩し、近代化された現代社会が必ずしも幸福でもないのではと。バブルの最盛期、ある国の留学生に「日本は意外と貧乏ですね」と言われたこともあるとか。まさに今日の日本。もっとなんとかならないものか。

この映画撮影に使われている9.5mmフィルムは8mmフィルムより古く、フィルムの中央でコマとコマの間にフィルム送りの穴の開いている、大変珍しいものらしい。東京光音のホームページ中にサンプルを見ることができる。

この映画は、東北文化財映画研究所・
阿部氏のご尽力により配信しています。



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