蘇る昭和の記録 昭和天皇とその時代 第一巻

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作品概要

企画・製作:日本記録映画社
2010年 モノクロ(一部写真、カラー) 58分43秒

この映画は戦後の「昭和天皇」の青年期、昭和天皇が西洋流の本格的「帝王学」を学ばれ、世界に広く視野を開かれ、人間形成に大きな影響を与えたと思われる「ヨーロッパご外遊」に始まり、それ以後、昭和天皇とその時代の代表的な背景をもとに編集されており、昭和時代を知るにはまたとない貴重な作品である。

資料提供

玉本放送音源:NHK
Nixon Library
Ford Library
Reagan Library

スタッフ

編集・監督:石黒典生

補足解説

1901年(明治34年)4月29日大正天皇のご長男としてお生まれになられた昭和天皇は皇太子時代ヨーロッパに「ご外遊」され、多くのことを体験された。その中で戦争の悲惨さをつぶさにご視察され、平和の大切さを御身にしみて理解された。航海の中で詠われた御製がある。

「世のなかもかくあらまほしおだやかに朝日にほえる大海の原」

平和がいかに大切かを御身にしみてヨーロッパのご外遊を終えられた天皇は「天皇と国民が相和して、世界の人類の平和をはかる」昭和といる時代の元首にふさわしく、ロンドン軍縮条約について「世界平和のために」早くまとめようと、政府を督促しておられる。

こうした天皇のご意思に反し、このころから一部軍部の独走、と特に「関東軍」にその傾向が顕著にあらわれ、次第に昭和の時代に暗雲が(中略)、第二次世界大戦と。そして昭和20年8月15日ポツダム宣言受諾。日本無条件降伏。そのときの心情を

「身にはいかになるともいくさとどめけりただふれゆく民を思いて」

昭和21年1月1日、天皇、神格化を否定する詔書、いわゆる「人間宣言」をなされた。翌昭和22年5月3日日本国憲法が施行されて天皇は「統治権の総覧者」から「象徴」にかわられた。

象徴天皇・国民とともに、外交官・昭和天皇,学究・科学者としてお過ごしになったことはご承知の通りである。

激動の昭和の実に波乱多きご生涯であった。「過去50年の歳月を顧みるとき、多くの喜びと悲しみが思い出されるのでありますが、何にもまして国民が幾多の苦難と試練を乗り越えて今日に至っていることに深い感慨を覚えます」と昭和51年12月5日、満50歳を迎えられた式典で述べられている。
(昭和天皇とその時代編集員会編「昭和天皇とその時代」より抜粋)



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