野口の二夜様と産泰様 伊那市手良

関連ページ

教育芸術・祭り・神事・体育
井上井月顕彰会・ヴィジュアルフォークロア

作品概要

制作:井上井月顕彰会・ヴィジュアルフォークロア
企画:上伊那広域連合 2012年 カラー 19分

「上伊那の祭りと行事」の映像30選は、この土地に生き、地域で育まれた文化を、慈しみを持って継承してきた人々への感謝の念を込めて記録した。私たちはこれを、伊那谷の未来への文化遺産として残したい。

二夜様は、特定の月齢の夜に念仏を唱え、飲食をともにしながら月の出を待って拝む「月待ちの行事」である。
満月から7日目の二十二夜に行うものであったが、月の出が夜半になるため、現在は日を繰り上げて行う。

木曽御嶽山と西駒ヶ岳を祀る組織「両山講」が担っていたが、講員も少なくなったため、平成4年から野口地区の行事になった。

月の満ち欠けは、女性の生理と結びついて安産の信仰とも重なっている。そのため、安産祈願の「産泰宮」も拝まれる。
上伊那地方で、この信仰や行事を残す所は少ない。

撮影:2010年11月6日 祭日 毎年春と秋の2回

スタッフ

監督・撮影:北村皆雄
編集:田中藍子
整音:斎藤恒夫
撮影協力:石曽根志季子
協力:宮原達明

この映像による民俗記録は「平成22年度文化庁地域伝統文化総合活性化事業」「平成23年・24年度文化庁 文化遺産を活かした観光振興・地域活性化事業」の補助金を得て、制作されたものです。



ページの先頭へ戻る