ミクロの毒針-腔腸動物の刺胞-

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教育動物日本シネセル

受賞歴

文部省特選
第17回科学技術映画祭入賞

作品概要

制作:日本シネセル 企画:日立製作所 1975年 カラー 5分

海水浴などでクラゲに刺され、痛い目にあった人はたくさんいますね。クラゲやイソギンチャクなど、腔腸動物といわれるものは、みんな目に見えない小さな毒の針をもっていて、それで餌になる魚を捕まえたり、身を守ったりしているのです。

この毒の針は刺胞と呼ばれ、袋のような格好をした刺細胞の中に1本1本、まるでモリのついたヒモのように、上手にしまわれています。刺細胞は数え切れないほどぎっしりからだの中に詰まっていて、これが外から刺激をうけると、いっせいに刺胞を発射するのです。

海洋図書館ではイソギンチャクの刺胞を顕微鏡でとらえ、その発射の仕組みや様子などを細かく観察することにしました。海に住む生物のからだは本当にうまくできていますね。

協力

お茶の水女子大学理学部生物学教室 柳田為正
海中公園センター錆浦研究所



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