日本の音風景100選から 山梨・静岡編3話

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教育自然東京シネマ新社

作品概要

制作:東京シネマ新社 企画:日本ビクター 1998年 カラー 25分

(1)富士山麓・西湖畔の野鳥の森

富士山麓、西湖畔の野鳥の森は、富士山の北側、足和田村の青木ヶ原樹海の北部にあり、西湖や東海自然歩道のビューポイントである紅葉台などとともに自然景観に恵まれたところ。富士山の勇姿を間近に眺められ、特に鳥が多い。

平成4年(1992年)に、この青木ヶ原樹海の一角に村営野鳥の森公園がオープンした。樹海の動植物を安心して観察できる場所として注目を集めている。

公園一帯は日本の自然百選や全国森林浴百選にも選定され、遊歩道やハイキングコースが整備されている。森林浴を楽しみながら、ヤマガラやコガラの声が、また青木ヶ原樹海の散策路では、ホトトギス・ジュウイチ・ミソサザイなどの多種類の野鳥のさえずりを聞くことができる。

(2)遠州灘の海鳴・波小僧 7分25秒から

遠州灘とは、静岡県の太平洋に突き出た御前崎から、愛知県渥美半島の伊良湖岬に連なって広がる海面のことである。

その一帯の波は、とても不思議な海鳴りを発する。
特に天候の変わり目の時などには、普段の磯の潮騒とは全く異なった一段と高い波音を立て、その音は古来「波小僧」と愛称され、多くの人々に親しまれてきた。

「波小僧」は、発生源の方向位置を知ることにより、これからの天候を予知できるともいわれている。波音が東南に聞こえる時は「雨または風」、南西から聞こえる時は「晴れ」ということらしい。

今でもこの海鳴りによる波音は、身近な天気予報として、遠州灘一帯に暮らす人々の生活に深く溶け込んでいる。

(3)大井川鉄道のSL 15分8秒から

南アルプス奥大井の麓、本川根町には日本でも数少ないSLが走っている。金谷から千頭まで、1日に何回か走るSLの山々にこだまする排気管と汽笛の音は、人々の心をなごませるように心地よく雄大で、この町の生活の一部として時計替わりにもなっている。

さらに奥大井には、オオルリやアカショウビンなど森のノド自慢たちが多く、野鳥たちのさえずりとともに聞こえてくる汽笛の音は格別だ。

本川根町は、このようなSLの汽笛や野鳥のさえずりの音のほか、川のせせらぎ・吊り橋のきしみ・神楽など、音との関りが深い町である。音と戯れることをテーマにした「音戯の郷」(平成10年4月オープン予定)を建設中である。

スタッフ

演出:岡田一男、鈴木由紀
撮影:谷口常也、草間道則
音声:磯山直樹、清水繁
ナレーター:石原良
プロデューサー:吉田博、岡田一男

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