日本の音風景100選から 神奈川編3話

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教育自然東京シネマ新社

作品概要

制作:東京シネマ新社 企画:日本ビクター
1998年 カラー 全25分

(1)横浜港新年を迎える船の汽笛 9分24秒

横浜港では大晦日の除夜の鐘のかわりに、停泊している船が新年を迎えたお祝いの汽笛をいっせいに吹き鳴らす。

小さな遊覧船のかん高い「ピー」という音から、大きな豪華客船の「ヴォー」「ボォー」というお腹の中まで揺るがすような太い音まで、それぞれ異なった音色のハーモニー。

冷たい海風を浴びながら、世界に向かって奏でられる汽笛を聞くと、誰しも「この1年、頑張るぞ!」という新しい年への期待と希望がわいてくる。「みなとヨコハマ」の代表的な音風景だ。

氷川丸船内や山下公園とその周辺では、この「除夜の汽笛」を聞くためのいろいろなイベントが開催され毎年、大変なにぎわいを見せている。

(2)川崎大師の参道 9分29秒から

川崎大師は例年、正月3カ日には300万人を超える参拝客でにぎわう。

京急川崎大師駅を出ると、左手に見えてくるのが厄除門。その門をくぐると、両側には久寿餅屋、だるま屋など、さまざまな店が軒を連ねている。この昔ながらの人情とたたずまいが残る活気あふれる表参道や仲見世通りを歩いて行くと、川崎大師にたどりつく。

参詣の途中、さまざまなざわめきのなか、お土産屋さんの呼び込みの声や、「とんとこ、とんとこ」と調子を取りながら、飴を切っている音など、大師を詣でたことのある人なら誰でも思い出される音風景である。

工業都市として発展してきた川崎市の中で、人情味あふれる下町の心和む情景の1つとなっている。

(3)道保川公園のせせらぎと野鳥の声 16分31秒

道保川は相模原市の南西部を流れる相模川の支流の1つ。このあたりの地形を特徴づける段丘崖の下から湧き出る地下水が、道保川の源だ。段丘崖とは段丘が重なりあったゆるやかな崖で、それだけ清らかな水と豊かな自然が残されている。

その水源地に整備された道保川公園は、清流と緑の触れ合いの場として人々に親しまれている。

都市化の進む相模原に残された自然を体感できる貴重な公園で、水辺の動植物はもちろん、野鳥たちの聖域ともなっている。クヌギ、コナラなどの林の中を散策すれば、沢のせせらぎとメジロやシジュウカラなどの野鳥のさえずりが心地いい。

スタッフ

演出:岡田一男、鈴木由紀
撮影:谷口常也、草間道則
音声:磯山直樹、清水繁
ナレーター:石原良
プロデューサー:吉田博、岡田一男

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