企画・製作:(財)石炭綜合研究所、東京瓦斯株式会社、関東タール製品株式会社
フィルム提供:株式会社浅井ゲルマニウム研究所
1950年代 白黒 無声 19分
1950年代初頭より産学官で進められた、半導体材料のための国産ゲルマニウム研究を記録した映像。石炭乾溜で生じる廃ガス液に含まれるゲルマニウムが、精製・加工を経てトランジスターとなるまでをたどる、戦後日本の石炭化学と半導体技術を結ぶ記録である。
石炭綜合研究所は1952年から東京瓦斯(東京ガス)と共同で、大森工場での石炭乾留の際に生じる廃ガス液からゲルマニウムを回収する研究に着手し、同年、世界で初めて二酸化ゲルマニウムの回収に成功した。1953年には、回収した二酸化ゲルマニウムから金属ゲルマニウムの製造に成功。同年、日本電信電話公社(現・NTT)電気通信研究所でも国産の当該二酸化ゲルマニウムを初めて入手し、半導体関連の各種研究が進められた。
00:00 巻頭言、タイトル「ガス液よりゲルマニウムの回収」
00:32 東京湾と東京瓦斯大森工場周辺
01:32 ガス液の出来るまで:石炭の荷揚げ・搬入、乾留、コークス排出、ガス液の処理
06:16 酸化ゲルマニウムの回収
10:31実験室での酸化ゲルマニウムの回収(石炭綜合研究所)
11:24 ゲルマニウムの精製:還元・精製・単結晶化(日本電信電話公社 電気通信研究所)
16:36 トランジスターの製作(日本電信電話公社 電気通信研究所)
18:21 レコードプレーヤー、ラジオへの応用